夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

不しぜんを自覚する

立つということ自体が、緊張で支え重力にも反しているので、不しぜんなことです。 人によっては、横になって始めることをお勧めしています。 息を吐きながら上体を前屈します。声や体との連動を確認してみてください。しぜんに働きやすくなっていますか。 呼…

パワーコントロール

本当に学ぶのは、心身のリラックスなどではありません。そこから得た感覚を声のパワーコントロールに活かすことです。 そこが結びついていない解放目的のメニュが、いかに多いことでしょうか。それだけでは何にもなりません。☆ 脱力にも程度があります。極端…

ヴォイトレの虚弱化☆

ヴォイトレのメニュに、心身のリラックスへの配分が多くなりました。 これは、教え方が丁寧になったこともありますが、昔よりも、そこが劣っている人が増えたことを表しています。 特にヴォイトレに関わる人にそれが多くなったことでしょう。 何よりも、トレ…

ほぐすことと学ぶこと

両手を上に伸ばして背伸びをして戻します。3回くり返してみます。自分の体を感じましょう。 体の疲れがほぐれていくのを感じてください。 そのときによって、感じ方も違ってくると思います。 そうして心身の一体感や脱力を学んでいきましょう。 声は、学びに…

トレーニングでのイメージ

一見、トレーニングというイメージは、ハードなものに思われます。だからこそ、その逆のことを失わないようにしてください。 大切なことは、しなやかさ、なめらかさ、伸びやかさとでもいったらよいでしょうか。 イメージやことばは、自分に心地よいものを使…

トレーニングの必要性

トレーニングは、目的を早く達成するために行うというだけではありません。 人間、トレーニングによってでないと到達できないレベルもあります。 そちらの方が、私は、ヴォイストレーニングの本意だと思っています。 何もトレーニングもせずに、歌ったり話し…

呼吸トレーニングの是非☆

無意識下の潜在能力を発揮させるには、呼吸が、もっともアプローチしやすいものとなります。意識的にコントロールもできるし、無意識でも働いているからです。 変わることは、必ずよし悪しの両面を伴うものです。 ですから、「呼吸の強化などはしない方がよ…

環境を整える

練習には、できるだけ静かな広いところ、室内なら天井の高いところが理想です。 吸音、遮音については目的によります。 モニターや反響音よりも、体の感覚で、よし悪しを判断できるようにしていきましょう。

急に変えない

発声の必要性からは、運動は、歩くことでも充分です。 ランニング、ジョギングなどは初心者には、やや過剰です。 体力、筋力の強化になるのですが、人によってはいきなり行うのは、ハードにも思います。慣れていないために疲れたり固まったり緊張が解けなく…

スポーツに学ぶ

スポーツやダンスでは、それなりに慣れないと緊張が抜けず、いつもの感覚さえ働きにくくなっていることが自覚できます。 ですから、その基本動作、型あたりから入る方が、ヴォイトレの最初の感覚づくりには、向いているように思います。 ヨーガや気功や武道…

声と感情の解放

感情は、頭では抑えられません。 「頭ではわかっているのに…」となるのが、感情です。 それを、これまでの時代、大半の人間は、声を出して解放していたのです。 ですから、声が出せないようでは、痛みだけでなく、大きくストレスをためることになります。声…

固さをとり、自在になる姿勢☆

姿勢については、立っても座っていても、糸で頭のてっぺんをつるされた操り人形のようにイメージします。 これは、発声に限らず、多くの分野で、姿勢やフォームの例えとして使われています。 ちなみに、喉の喉頭も、筋肉で吊るされ、ぶら下がっているのです…

みえる呼吸☆

あなたの呼吸は、外からもみえます。私の体に感じられます。 体の動きは、上下、前後、左右、ねじるなどがあります。 呼吸では、吸うときは、上はなく、下と前後、左右の方向です。 肋骨と横隔膜の動きに連動します。 上に肩が上がるのは非常時の呼吸で、歌…

発声のメニュと声の選択

メニュがたくさんあるのは、いろんな方法を覚えるためではありません。 声を選ぶのと同じで、いろいろなメニュから最良を選ぶためです。 自分の今の目的、トレーニングに合うものだけを選べばよいのです。 声についての判断は難しいので、よし悪しを考えずに…

力を抜く

運転のときにハンドルを回して曲がったあと、手の力を抜けばハンドルは元に戻ります。 手で戻す必要はないわけです。ずっと力を入れていたら、うまく戻らないし疲れてしまいます。 たとえば、息は吐いたら入ってきます。声も出したら息は入ってきます。 勢い…

薬に例えると

よい薬があったら、自分の体に取り込み、様子をみます。 そして、何らかの反応をつかみます。 効用があって副作用がなく、悪いものが排出できる場合は、よいでしょう。 そうではないものも多いので、それぞれについて、しっかりと考えることです。 病気でも…

自主的にするトレーニング

たとえば、 身体トレーニング、運動―歩く、体操、筋トレ、柔軟 呼吸と発声トレーニング―レッスンの復習 メンタルトレーニング―イメージ、感覚 これらを毎日の生活に、どのように落とし込んでいくかということです。 トレーナーや教材に頼り過ぎないことも大…

状態と条件に関する強化と時間☆

状態をよくして声を整えていくのですが、本当によくしたいのなら、条件を取得していかなくてはなりません。形だけでなく、フォームとして支えられるように補強していくのです。そこには、体や呼吸、喉の筋肉の鍛錬が不可欠です。 しかし、そこを急ぐとバラン…

イメージを先取りする

少しでも声が自由になると、イメージも動き出してきます。 他人の見本だけでなく、将来の自分の理想的な状態をイメージできるようになっていきます。 今までの体験のなかに、過去の邪魔なものも未来の可能性を開くものも含まれています。 その比率を変えてい…

身体への信用

頭ではなく、身体を信用できるのかは、大きなポイントです。 頭よりも身体の方がしぜんに近いのですから、頭、つまり、自分の考えから身体を解放することが必要です。 考えた挙句、難しく複雑になったり、矛盾したりしてもかまいません。 辛く苦しいときもあ…

呼吸と発声の運転☆

呼吸は、静かに声を動かします。 そこから自在に表現をしたあとも、また静かに納まるものです。 発声を車の運転で、発進とブレーキに例えることがあります。 加速、減速をスムーズにして、スピードのキープを安定させて、静かに止まることが望まれるでしょう…

基礎と異なる動き☆

基礎とは、バックグラウンドで支えるものです。 トレーニングは、そうした支えを鍛えて身につけます。 そのことで表の動きをスムーズに再現できるようにするのです。☆ ですから、よし悪しの前に、いろんな動きを行ってみるとよいでしょう。 考えつく限り、い…

ルーティンのよし悪し

私たちは、生きていく上でルール、規範をつくり、それに合わせた日常をくり返します。 それは社会生活だけではありません。 一人であっても、ほぼ同じことをくり返します。その方が効率もよいし、物事もうまく進むからです。 しかし、同じことのくり返しは、…

ミス防止のキーワード

ミスを防ぐキーワードを示してみます。 豊か、奥深い、落ち着いている、厳か、威厳がある、力強い、頼もしい、高貴、華やか、凛としている、麗しい、美しい、などでしょうか。 地味でありながらも輝きを放っているようなイメージでしょうか。 楽に心地よく、…

セッティングミス

その人の心身の状態がよくなるのは、姿勢、態度、表情でわかります。 声は、その支えの上にのります。しかし、それがうまくのらない人もいます。 声の高さ、強さなどが適切でないと難しくなります。 そこは、声でチェックし調整します。 しぜんに安定してい…

学習を見直す

日本で育つと日本語を選ばされ、それをしぜんに覚え、さらに学校で習います。それは、同時に、他の言語の可能性に蓋をしてしまったことになります。日本語を優先するために、聞こえず、出せなくなる発音もできたわけです。 学習には、頭と体と両方が関係しま…

しぜんと偏向

しぜんであることを私たちが体現するとなると、大変に難しいのです。 赤ん坊が行っていることさえ、そう簡単にできるわけではありません。 そのころの柔軟な心身と可能性は、歳を経るごとに失われていくからです。 どうしても、選択に迫られて、すぐに役立つ…

感受のレベル

シンプルなくり返しのなかで気づいていくことです。 そして、その気づきを深めることです。ですから心身を緩めて状態を無にしなくてはならないのです。 すると、とても基礎的なことにじっくりと取り組んでいくことができます。新たな発見をしていくことがで…

忘れる

意識的な状態は、勉強をするときの方法として学んできています。 しかし、それが飛躍するには、その悪い方の影響を取り去る必要があります。 それには、無意識の状態を必要とします。 無意識の状態とは、一見、ぼーっとしているのです。 「ぼーっとしている…

「調声」☆

調心、調身、調息で、「調声」となります。 「調声」とは、私の造語です。 私の立場からみると、宗教、特に仏教、なかでも、禅などと気功、ヨーガなどは、同じようなものを目指すといってもよいでしょう。