夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

目標

目的がカラオケの上達であれば、「他の人と同じくらい歌えるようになりたい」とか、「うまい人と同じようになりたい」ですから、そうしたステップで完了するプログラムでよいし、マニュアル的に与えられます。ここでも取り扱っています。 しかし、アーティス…

マニュアル化されたレッスン

「誰でも」「すぐ」「簡単に(楽に)」できます、というのに、引き寄せられるのなら、そのくらいのものしか欲していないのです。そこに対して、私は、否定してはいません。研究所でも、けっこうな需要があるからです。 そのくらいから始めた人でも、10人に何人…

その先へ

学ぶことに限界はありません。 アートはクリエイティブです。 そこから離れたレッスン、そこに至らないレッスンは、義務教育と同じで、プロセスや完了があります。それゆえ、そこまでです。 ヴォイトレもまた、プログラムやカリキュラム化しつつありますが、…

レッスンの主役になる

トレーナーがずっと声を出したり、歌い続けたりして、労を惜しまない姿に、生徒さんが感動したりしているのを、時折、みます。 それは、もはや主人公がトレーナーで、レッスンを受ける人が客となっているのです。 レッスンの主役はトレーナーではないのです…

レッスンの価値

お店の店長さんを先生とは言わないし、買って「ありがとうございます」とお礼を言うことはありません。なぜ、習い事やレッスンでは、先生に「ありがとうございます」と言うのでしょう。 それは、払うものより与えられるものの方が大きいからでしょうか。いえ…

思い込みと価値

トレーナーに限らず、師や先生を、私は完全な人間とか人格などではみませんし、求めません。選ぶのは、学べるところがあるかの一点です。なぜなら、学ぶためにレッスンがあるのですから。 そこに確証はいりません。確かなことなどは、わからないから、思い込…

アドバイス

あなたの今のトレーニングがよいのか、 ご自身の判断では難しいので、研究所では、私やセカンドオピニオンのトレーナーがアドバイスをします。 もっとも多いのは、あなたが成長しなくなったパターンです。 そして、それに気づかないことです。 どういうトレ…

成長とトレーナーの使い方

この自由な世界で、生涯、特定のトレーナーにだけ、つかなくてもよいのです。 自分のある時期の成長に、プラスになったらよいのです。 トレーナーという一人の人間に、神のような手腕を求めても高度に使えないか、依存してまわりがみえなくなりかねないでし…

多様な選択のあるトレーナー

他の人がベストのトレーナーと言っているトレーナーが、自分には、そうではないと思えても、悩んだり迷う必要はありません。 そのトレーナーが、今のあなたにふさわしいかどうかは、別問題です。 この分野に限っては、誰もに対しても絶対のよいというトレー…

万人向けのトレーナー、あるいは、方法☆☆

万人のためのトレーナーなどは、いません。 トレーナーに出会うのに、運も不運もありません。 あなたに合ったトレーナーが本当にいるとしたら、それは、あなたにだけ合うトレーナーなのです。 その人が他の人にベストなトレーナーだとしたら、多分、あなたに…

不一致と多様性

育児方針などでは、父母、親戚、兄弟と皆、不一致であることが望ましいものです。 それでこそ、個性や表現の意味を学べます。 トレーナーも同じです。 一つのやり方にはめられたら、うまくいかない人は、逃げ場がなくなります。

常識と表現

常識は、ある条件下で成立します。物理の法則とは似ていて、違います。 表現のように「私だけが言えること」は、当然、常識から離れるわけです。 表現としての価値のないものが、常識です。 一言、言いたくなるような情報は、TPOを判断して出しましょう。 そ…

判断とトラブル

機嫌のよくないときには、判断しない方がよいです。 そういうときは、寛容度が落ちているのです。 なるべく嫌いな人や嫌われることをする人も避けましょう。 トラブルは、自ら招き寄せているものです。 トラブルといえるのなら、それは、起こったときに、す…

努力と“gift”

努力はしてしまうものです。 努力できるのは運があることで、幸せなことです。 努力できるというのも、才能、そして、環境です。 それは、努力できるものにセッティングしなくてはなりません。 そのときに自分の無力さを知ることができます。 そのセッティン…

存在と場の空気

本当の力とは、どういったものでしょうか。 オーラ、それは、まわりの空気を変えます。 もっと一緒にいたいと思わせます。 生命力を高めます。 そういうことが思い浮かびます。

したいこと、やるべきこととできること

社会にニーズがあって、自らができることは、仕事、公のものとなります。他の人の求めに応じるので、それは、社会との関わりとなります。 人は、自ら生みだしたりすることよりも、制御したりコントロールすることに疲れるものです。ですから、そこが仕事とし…

10年以上を並みとする☆☆

初心者にも対応しつつ、トレーナーが初心者レベルになってはならないのです。合わせる必要はあっても合ってしまうようでは、よくないのです。 なぜなら、そうではない相手のときにも、全てわかっている気になってアドバイスをしてしまいがちだからです。それ…

プロセスとワープ

今は上達のプロセスを説明し、状態を把握して逐一、細かく伝えられるトレーナーが求められ、受けるような時代です。そうでないと人がつかないので、私たちもそういう方向での努力は、惜しみません。 本当は、深すぎてわからせることが難しい分野です。みせよ…

自己評価できないもの☆☆

これからトレーニングする本人が、そのプロセスを前もって客観的に正しく把握できることはあり得ません。 それは、正しく自己評価ができていないということです。 わからないことに不安をもつ人がいますが、過度でなければ、それでよいのです。 目標が高けれ…

ものにする

私は、トレーニング前、オペラ歌手や役者が、「どうしてあのように声が出るのか」が、全くわかりませんでした。 3年か5年くらいで、ときに、わかったり、できたりした気になったこともありましたが、後からみると全然でした。 表向きだけでも、そうした声が…

わかりえないもの

芸やスポーツを通じての教育、成熟、人格的完成などを、説くつもりはありません。 トレーニングとしての上達、それが安易にとられるなら、稽古といいかえますが、 その上達は、「上達していない者には、わかりえない」というのは、 当たり前のことと思うので…

本筋とズレ

“科学的トレーニング法”などが、もてはやされている今や、生理学的な数値や動きを可視化したデータなどで一喜一憂している人が増えているのは、仕方のないことかもしれません。 しかし、そのために真に深めるということがなおざりにされているように思えてな…

トレーニングは超えるために

本当のトレーニングは、トレーニング前には、その後の状況のありようが想像できないものです。確かな成果、数値などで示せるものというのなら、トレーニングというのではなく、練習の計画という方がよいと思います。 アスリートが、勝つことや記録の向上で問…

大は小を兼ねる☆~本当のトレーニングとは

歌える人は、歌えない人のまねができます。せりふの言える人は、言えない人のまねができます。それは、まねするときに、部分的に力を抜いたり入れたりアンバランスにしてくせをつけているのです。 私は、「あなたの声なら首から上だけで出せます」と言うこと…

体で覚える~見本の選び方が重要

機能として、目覚めさせる。 心身を解放し、バランスをとり、合理的に使う。 足らないところを補強、鍛錬する。 体で身につける見本として、表現者やトレーナーを参考にする。 見本といっても、それぞれにタイプも得意不得意(専門)も違うので、それを自分…

リラックス、脱力~柔軟体操とストレッチ

リラックス、脱力は、くせをとったり、体の柔軟性を回復させるのに、大切なことです。 しかし、どんな分野でも、それだけで身につくものはありません。これらは、身についているものの発揮が妨げられないようにするためです。身についているものが不足してい…

「せりふ」と「歌唱」の両方を学ぶ

歌唱のためには、せりふのトレーニング、せりふのためには、歌唱トレーニングをしましょう。 「歌は語るように、せりふは歌うように」 と言われます。それらは底で結びついていて、相互に補充しあっているからです。 日本の歌手やヴォイストレーナーの弱点の…

用語に対してのイメージでの解決の補助

一般的な注意と必ずしもそうでないことの例をいくつかあげておきます。 ハミング→口開けてもよい 「喉頭を下げる」→必ずしも無理に下げなくてもよい 「軟口蓋を上げる」→上げ過ぎてもよくない、鼻音にしない 「喉をあける」→必ずしも無理にあけようとしなく…

具体的なケース(セカンドオピニオンとして)

セカンドオピニオンとしてアドバイスするときに、他のトレーナーの指導のプロセスで、偏っているのを知りつつ、口に出せないことは、よくあります。 たとえば、その人の音がフラットしていたら、高めに直すため一時的に高くとるトレーニングをすることになる…

ミックスヴォイスのブーム

ミックスヴォイスの流行は、一時の現象と思っていたのですが、いろんな論文などでも取り扱われています。学会などで数人の異なる発声を全てミックスヴォイスと、同一に切ってみせる様もあり、驚いたことがあります。 共通点は、かすれた声(高音域での統一さ…