ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

才能と勘

何ごとも、才能がいります。誰でもなんらかの才能はあり、それを生かせる人生は輝きます。才能をものにするにも認めさせるのにも、それなりの努力も必要です。

しかし、それをとことん試すための試練も与えられずに、楽しくやっているうちに歳月が過ぎ、才能がなかったと本人が諦めていくケースは少なくありません。それをトレーナーが引導してはならないでしょう。

才能は、楽しいレッスンで輝くほど甘くはありません。それは必ずしも、歌の世界だけとは限りません。当人のために、あえて、レッスンを引き受けないという選択もあるべきです。

私は、自らの才能を音楽を聴き、判断し、声にみて導くことに見い出せました。歌い手には私よりも才能があり、そういうことが大好きな人に委ねます。私の知人にはプロ歌手として、二番手に売れっ子だったのにやめ、プロデューサーとして大成した人もいます。

プロ歌手として成功するかどうかなどというのが目的なら、1000人のうち999人が挫折します。無理だったとか夢だった、運がなかった、向いてなかったということになります。そんなことでトレーニング期間が費やされているのは、もったいないと思います。その期間の充実が、そこに賭けたエネルギーが、あなたの人生で次に活きるようになっていくのです。もちろん、それはあなたのとりくみ次第です。

歌や声は、それでやれるとか、やれないとかいうものではありません。声は、人生で命を失う日まで使います。もし、ヴォイストレーニングをして、人生が好転しないなら、何の力がついたというのでしょう。私はそういう声の大きな力を、信じています。いくら声の知識、発声がうまくなっても何にもならないとしたら、ヴォイトレのせいでなく、ヴォイトレにとらわれ、使えていないのです。自分を知らずにはうまくいかないということです。