夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

吸うトレーニング

私は「吸う」トレーニングを原則として行っていません。「吐いたら入る」トレーニングをしています。つまり、鼻も口も耳も眼も開いていて、どこから入ってもよい、自由です、と。ちなみに、横隔膜は吸気筋です。吸うのは、生きために強制的にしぜんになされ…

吸うということ☆

呼吸に関して、具体的に3つのアプローチがあります。 1.強化、鍛える。 2.目的や必要度、個人としての差を考え、調整する。 3.一つ手前、基礎の基礎を固める。 そのプロセスでは、どんな方法もありえます。 そして、ことばの問題が出てきます。

表現からみる

問われるのは表現で、お客さんは、呼吸法を見に来ているのではないということを知っていれば、トレーナーの言うことが絶対ではないとわかります。そしたら、その人なりに解決するはずです。表現が決めていくのです。それゆえ、大きな表現での大きな器づくり…

鼻呼吸と姿勢☆

例えば、顔が前に出ていると、首が曲がって鼻呼吸しにくくなります。自ずと口呼吸になってしまいます。そこは本当は、姿勢の問題として直すことです。姿勢の型の問題が呼吸に出ているのに、呼吸で直そうとする人が多いのです。すると、鼻呼吸では苦しくなっ…

個人差

トレーナーの教え方、ことばが間違いとは言えないまでも、無理を引き起こしているのに、トレーナーが気づかない、あるいは、相手に応じてうまく変えていかないと、そのまま、それに囚われたままになります。 トレーナーには、自身にうまく使えているのに、教…

ことばと本質

私は、「自分やトレーナーの言うことは信じるな」と言っています。ことばは、状況で変わります。私もいろいろとことばを変えてきました。ことばの限界をことばで述べてきました。理論も考え方もことばの使い方も変わっていくものです。私たちも日々学んでい…

教えたことを守らなくてよい

トレーナーが間違っているとは言いません。そういうトレーナーはそう教わり、それで歌うことのできる人だったからに違いないからです。あるいは、実際には、トレーナーは、そう教えながら自らはそれを守っていないこともあります。教えるときと実践は違うか…

声をみる

例えば、「鼻から吸う」と教えられたため、そのことに固執するあまり、歌うのがふしぜんになった人をたくさんみてきました。そう教わらなければ、その教えを守らなければ、歌うときに鼻から吸う音など出るはずがないから、すぐにわかります。吸う音がいけな…

ニュートラル、ゼロの声☆

そういうことで、ヴォイトレが第一にリラックスを目的としてのノウハウになってきたともいえます。つまり、普段通りの状況をゼロにして、緊張して固くなり力んだのをマイナスとみて、そこをゼロに戻すということです。 私は、それはヴォイトレよりも呼吸やメ…

しぜんな発声

「脱力したしぜんな発声」というのは、何を示すのか。イメージのことばともいえますから、使う人によっても異なり、明確でないのです。力みが入っているのをとることでスムーズにしぜんになることから、そういう言い方がよく使われています。つまり、余分な…

トレーニングのレベルの違い

日本では、これまで、国語の先生には声の力は求められてきませんでした。教師には必修のはずの声力ともいえます。実力のある先生、予備校の林修氏などは、一言で人生を、他人だけでなくご自身の人生を、変えたではありませんか。 24時間の中で声を考え、トレ…

声そのものと使い方

声の使い方のプロを、声のプロとは分けて考えるべきかもしれません。多くのヴォイトレは、前者のためで、私たちのは、後者のためのものだからです。 一言で言うと、それは、アナウンサー、声優、ナレーターのもつ条件と、一流の役者やオペラ歌手の体、声のも…

巷のヴォイトレ

よく声優養成所や音楽ヴォーカルのスクールで、3年、5年とヴォイトレをやってきたという人がいらっしゃいます。でも声は、一般の人と何ら変わりません。声に対して量、時間をかけていなければ、せりふや歌唱での声の使い方についてはともかく、声量や深さ、…

お笑い芸人の声力

なぜ、5年、10年後、声としてみると、ポップス歌手や声優よりもお笑いの人の方が、強く大きく声を出せ、コントロール力もついていることが多いのでしょうか。それは、彼らは、量と時間をかけ強化しつつ、コントロールしているからです。本来、それを効率化す…

声の強化とコントロール

ヴォイトレなのに、発声のよい状態の保持、あるいは、調整だけをもってトレーニングと思っている人が多いことについて、これまでも触れてきました。それらは、トレーニングの前提であり、トレーニングとは違います。ウォーミングアップやクールダウンのよう…

下積みから

トレーニングは下積みです。それだけで満足するのでなく、レッスンやステージで、それを忘れてスパークさせる、変じて、その上を得るようにとくり返し言っているのです。 よほどの人でないと、下積み、安定、楽を、「確実だから正しい」という感じで選ぶので…

少しずつ上手くなるもの

少しずつできていくのでない、それはリスク回避のための、底上げという再現性にすぎません。初心者のうちは階段型、らせん型です。そして、上級者になると進歩はなくなり、飛躍が突然変異のように、降って湧いたアイデアのように、瞬時に全体としてパラダイ…

うまくならないでよい

うまくならなくてもよいと思っている、うまくならないこと、苦手なことを望んでいると、ずっとそのままになります。それを自己アピールとして個性に使えるという人は、それでよいのですが、能力がない、体がないなど、コンプレックスになっている、頭打ちに…

「山の頂上は同じで、登り方が違う」

教える人の方法の違いは、そう言われますが、一つの山ならもっともよいルートがあり、いくつかのルートはよく、後はかなり大変なルートかとも思います。私からみると、少なくとも、ここのトレーナーには、同じ山を登らせようとしているのではなく、あなたの…

可能性

「何でもできそうな気がします」と言う人がいます。 何でもできそうでできないから、できていないから、できるところへ集中する。言うだけでなく、早く何でもやってみて限界を知ってください。 素人でやり始めるときは、すべて無限の可能性です。人並みのと…

自由の創造

自由に詞を書いたり曲をつくって、他人との優劣とは言わないまでも、すぐれているものが出ればわかるのです。そこでわかるものが出るようにしていくのがレッスンです。 それは、トレーナーが、予め知っているようなものであってはならないのですが、大体は、…

練習は自由に

練習も表現も自由でよいのですが、自由では大して自由に動けなくなるからレッスンがあるともいえます。それについては、スポーツのフォームやバスケットのフォーメーションを例に述べたことがあります。自分勝手にやっても範囲が狭まり、固定化してくるもの…

効果の検証

客観性を得るためには、複数で判断することですが、失敗、うまく行かない例をきちんと記録し検証すること、この2つの大切なことが、あまりに行われていないのです。まだまだこの分野は、こういうことから述べないといけないという啓発レベルにあるのです。 …

失敗に学ぶこと★

私のところでは、効果がない例、失敗例をたくさんもっています。レベルを高くしてみると、成功とか効果でさえも、失敗とは言わないまでも、あまり効果が出ていないともなります。 もう一つは、方法や他のトレーナーに変えて効果が出たとき、出なくなったとき…

効果のレベル

初心者なら、これまでやっていないことをやって上達しない方がおかしいということです。 効果といっても、目的やレベルで全く違います。プロになりたい人が、音程がとれるようになっても武器にならないでしょう。目的レベルが低ければ、100パーセントの人に…

効果ということ☆☆☆

○○式というのは、それを開発した○○先生本人には、きっとよく当てはまるものでしょう。ただ、他の誰にでも通用するわけではありません。○○先生が、喉が強いか、弱いか、メンタルは、フィジカルはどうか、そういう条件も似ている人でなければ、そのまま使うの…

可能性と制限☆☆

ポップスや役者はその人「独自」で、方法まで多彩ですが、ここにくる全国のトレーナー、スクールからの生徒さんや本、CD、DVDなどで、ほぼ浅く広く捉えているつもりです。 大体は、目的、レベル、タイプとずれていても、トレーナーの感覚や考えが浅いだけで…

プロセスとアプローチ☆☆

トレーニングのプロセスでは、私はトレーナーにことばをかけません。プロセスで結果を問うこと自体おかしいことでしょう。ですから、セカンドオピニオンとしても、他のスクールのトレーナーの指導もそのプロセスで判断はしません。明らかにおかしいように思…

囚われ

「1、2、3と覚えなさい」が、1、2、3とカウントしないと動けない、早く動くには早く言わないとできない、そんなのおかしいでしょう。別に、2、3、とか3からでも、1、2、3、がなくてももっとよければよいでしょう。それを可能にするのは、勘や衝動です。 こ…

手引き

感覚を忘れない、それを頭でやるのか体で覚えていくのか、頭→体に移行していくべきなのに、ずっと頭で、というパターンが多いです。そして、そういうことに器用な人が業界では重用されます。表現力よりも、立ち回りの力、存在感より機敏な動き、という感じが…