私のところは、他のトレーナーについている人も受け入れています。ここのトレーナーの違いの幅よりも、巷のトレーナーとの違いは少ないとさえ思うのです。
大切なのは、違いよりも深さです。トレーナーの方法を否定するのではなく、位置づけを見直し、そのトレーニングの活かせるところを活かし、補うようにしていきます。
本人は、ここでゼロからやり直したいということが多いのです。そこは求める程度、深さの違いだと思います。
複数のトレーナーがつくと必ずそのうち誰か一人が、相対的に合っていると思うものです。他のトレーナーはそのトレーナーほどではないと思いがちです。
その人の判断力は尊重したいのですが、その判断力の結果が、その人の今の声や歌の問題ということもあるのです。ですから、一時、問題と判断を保留することです。将来の器が大きくなるようにトレーナー選んで、できたら複数つけておくのがよいと思うのです。
多くの場合、トレーナーを否定できる根拠は、それほどないです。プロセスを経て、自分に本当にふさわしいトレーナーにつけばよいのです。
そこまでは自らがバージョンアップして、声や判断力を高めることが重要です。その時に、自分とは異なるトレーナーの判断の仕方に学ぶ方がずっと大きいのです。
安心できたり、わかりやすいトレーナーは、あなたと同じレベルで判断しているに過ぎないのです。やりやすいということは、1、2割伸びたら、終わりというパターンです。
どのトレーナーにも素直に対してみることが、大切なことだと思います。わからなくなったら、それもよいことです。私に聞いてください。