本当に身についていることの結果は、身についているのですからそれで全てです。そこで価値が周りに感じられていればよいのです。他人に与える価値ということなら、他人がそれを感じていればよいのであり、本人は知らなくてもかまいません。それでやっていることがうまくいっていることが、身についていることです。
「身についていますか」「できていますか」など聞かなくてもよいのです。聞かなくてもわかるものであり、わからなければ、それだけのものです。
聞かなくてわからない人もいれば、そうでない人もいます。みせなくては出てこないとか、伝わらない人もいます。どうであれ、自分の伝える相手が認めればよいことです。日常、しぜん化していくのです。
ふしぜんなのは、身につけようとするからです。それを早くとか、他人、先生とか師とかトレーナーから学ぼうとするからです。それを特定の相手、あるいは、不特定な人々に、特別に認められようとするからです。不特定、と言っても、実のところ、仕事なら仕事をくれる相手と、その向こうの客と特定すればよいのです。