夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

3つのステップ

声は、喉で出す→頭で出す→胸で出す、という方向にいくとみてもよいでしょう。あるいは、喉で出す→全身で支える→しぜんに響きが集まる、という方向が深いかもしれません。

 これをa応用―b基礎―c応用とします。部分を全体でやるために意図的に全体、まさに体全てを使ってやってみます。身についてきたら、体はしぜんに使えているので、使っていないようにみえます。でも働いているのです。

 こういう3段階をa、b、cとすると、一見、aとcは同じにみえます。そこで、aと同じようにcに調整のメニュを使ってしまいがちです。bがついたcと何もないcは、明らかに異なるのです。でも、そこがわからないのです。

 声において、a→bは日常の過ごし方のなかで差がついてきたのです。ここに大きな差があります。それを意図的にトレーニングしたのが声楽です。その基礎を中心に使っていけるようにしているのです。

 こうして区別して述べることは本意ではありません。a―b―cの関係は、a>bであり、a+b>c、>は含まれるということです。a⇔bのように述べていますが、aとbが分かれているのではなく、説明のために分けているのです。2つでなく1つなのです。

 ですから、簡単にすると、a(+b)=c、このbが、人によって違うし、必要によっても違うのでみえていないのです。特に、私は、二流と一流のところでcとc+αのように区別して使いますが、これは、a+b+αのことです。歌唱ではa+αでプロの人が多いので、わかりにくいのです。