夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

お笑い芸人の声の鍛錬☆☆

歌手やタレントよりも、お笑い芸人の声の方が勉強になります。そこに声量も個性も出ている現実をみると、そこに学ぶのが、声を出せるようになりたい人の正攻法です。私は、ずっと前から、日本の声の表現力の流れを(黒沢映画の)役者→歌謡曲、邦楽歌手→お笑い芸人と述べてきました。なぜ、芸人が歌も役者も、MCも声優、ナレーターもできてしまうのも声の力です。

1. 徹底したネタ(台本)での発声、読み合わせ、組み合わせ、メリハリ、大声

2. ものまねでの声のあらゆる使い分け(表現、所作、声色、間)

3. 舞台、笑いという観客のシビアな反応

4. 一流、ベテランとの比較、縦社会の序列

 お笑い芸人は、歌い手よりもはるかに身になる、シビアな状況での声の鍛錬を積んでいるのです。何よりも、絶対量です。

 そこで問題点として、大きい声、太い声、張りのある声、強い声が出ない、喉を痛めやすいことは、すぐに差として突き付けられるからです。