その人のタイプ、声のタイプとイメージして求める声とのギャップを遠いと捉えるか近いと捉えるか、あるいは差を埋められるのかは、トレーナーの最大の難問といえます。ギャップのあるときに、無理をしても埋めていくのか、もって生まれたものに従うのかです。前者の例は長渕剛さんやもんたさんです。
その人の世界観や価値観が優先するので、ポップスにおいては、そういった距離と難易度を伝えるようにしています。可能性と限界の割合、そしてそのプロセスや結果として得られるものと失われるものの可能性です。
絶対はありませんが、およそ、わかるものはあります。使い道や使う人にもよります。ハイリスクを承知で世界観をとるなら、いつもケアを人一倍、万全にしなくてはなりません。かなりストイックにならないと、ハードに使うとリスクが限度を超えるからです。例えば、X JAPANのトシさんなどです。もっと固めたところでは、スガシカオ、徳永英明さんなど。