本当に声を変えたければ、毎日の生活習慣から変える、環境づくりが必要です。
フィジカルの管理ができていない人は、整体やマッサージ、ヨーガなど、何でもよいでしょう。運動と柔軟からです。それだけでも声が出やすくなります。
ヴォイトレのメニュにも、最近はそういうものが多く入ってきています。
しかし、その分、肝心の声の基礎づくりが忘れられているのです。
(ヴォイストレーニングが、フィジカルトレーニング、メンタルトレーニングを兼ねるのはわかりますが、肝心のヴォイトレの充実度は、ということです)。
発声の基礎固めは、スポーツ競技よりも判断が難しいと思います。
なのに、このレベルでさまざまなヴォイトレメニュや声の使い分け、発音から音程、リズムトレーニングなどを始めるので、肝心の声の養成に手がついていないことが多いのです。
それよりは、ジムでの体力づくり、柔軟運動を含めた体づくりなどを優先するとよいでしょう。それで声が出やすくなるのであれば、そこがその人の最初のヴォイトレにあたるのです。