名も知れぬ道場では、猛者が集まり、ハイレベルな世界をつくるのですが、そういう人が集まったあとに、設備の整った場になってくると、今度は、そこにいくと何とかなると思う人が多くなって、レベルが落ちてしまうわけです。
自分以外のものに頼って、それで自分が価値付けられたり変わると思った段階で、すでにまっとうな道からそれているわけです。
M1グランプリのような常に10年近く研鑽したハイレベルな猛者が集まるような状況が続いてこそ、実力と名声が一致するのです。レベルダウンというのは、その人の最大の可能性からみると、伸びきれていないということです。続けていると、誰でもそれなりに伸びるのはあたりまえ、そこからの問題です。