ていねいに音が消え入るように止めます。
フレーズの最後の音は耳に残るものですから、その音がうまく処理できていなければ、全体もこわれます。そこでしっかりと声をお腹で止めるトレーニングをします。体で止め、胸の響きが、頭の方(鼻すじ、眉間)に余韻として少し響いて消えると、理想的です。
これは、さらに次のフレーズに同じように入っていくためにも大切なことです。終止で乱れていると、次の出だしも狂います。常に体を戻して新しいフレーズにしましょう。それができてきたら、よいフォームとなっていきます。
※声を直線的にとらないこと
たとえば、「私」と言ってみてください。そこで「わ」「た」「し」を、3音とも胸についた、しっかりした声で言えるでしょうか。頭の音だけ強くぶつけて声を出し、あとはあやふやで何を言っているのかわからなくなりがちです。大きな呼吸の円循環の流れのなかで、声を確実にキャッチするようにイメージしてください。
日本語は、一音目を高めにはっきりととります(「高出し」)。頭の音がわからないと意味がよく伝わらないからです。
くり返してトレーニングするときは、ためて、構えて、鋭く切り込むように考えてください。