一つの声のなかには、とてつもない量の情報が入っています。それを私なりに読み解きます。どのように力量を知っていけばよいのでしょうか。レスラーが、握手で相手の力具合をつかむのを思い出します。
最初は、自分の体、感覚をもってするしかありません。それを全開にしていきます。次に、そこで終わるのではなく、すぐれた体、感覚を元にすることができるようにします。それが、重要なポイントとなります。
多くは、自己よりもすぐれた他人の体と感覚ということになります。でも、その多くは、先生のをまねするだけで終わってしまいます。
一方で、本人の体、感覚を開いていくことを中心にしているところが、巷にも出てきました。しかし、それもまた、そこだけで終わっているのです。却ってよくない結果になります。
どちらも間違っているのではありません。両方が必要なのです。