今までより「力が2倍強くなった」とか、「半分しか力が出せなかった」ということは、イメージです。能力が2倍つく、3倍記憶力がよくなるなども、そうした例えです。
人が数字に弱く盲信するという弱みに付け込んだ説得術、誇張、オーバートークです。
そこに「球速が100キロから120キロで20パーセント増し」とかなると、1.2倍の能力アップのように客観性をおびたようなレトリックとなります。
それが“科学的”と言われて、さらに説得力を増してしまうのです。実のところ、大して変わりはないのです。
点数で比較しても意味ないから偏差値などが使われてきたのですが、満点が何なのか、わからない分野では、イメージ以上に意味のないのは、言わずもがなです。