夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

すごいこと

その人の本当の作品が出てくるときは、その人の世界といえるものに集約されてきます。バラバラでなく筋が通っています。そういうものなので、すぐわかるのです。誰でも瞬時にわかるものです。しかし、先生、トレーナー、専門家の方がわからなかったりするの…

プロセス

プロセスを言います。最低ラインは、スキャンしたところ、その上に置いておく。そこで相違するもの、差別化したもので問うて、その差を明確にする。 ここでは、差が、違いが出ることを目指します。よくあるカラオケの指導とは対極でしょう。 次に、ただ違っ…

待つ

私のレッスンでは、主体的になるのを待ちます。根比べです。しかし、親切な人が「こうしたら早いよ」などと言うと、そこへ流れてしまう人もいるのです。それも、本人の判断であり、アプローチの一つですから自由です。研究所のなかでも、そういう試行ができ…

習作、デッサンのオリジナリティ

習作にもオリジナルは出るのです。練習の声でもわかります。 それを出そうとするのでなく、消そうというのは努力の方向が真逆です。なのに、日本人の多くは、憧れの人やトレーナーのコピーを目指したがるのです。義務教育の弊害でしょうか。もう、そのまま、…

模写と独創

ここのトレーナーのスキャン能力はかなり高いし、そのままレコーディングもできるほどでしょう。生徒がそのトレーナーの声のスキャン、姿勢や表情のスキャン、フォームのスキャンを通じて変じるきっかけにするのはよいことです。そこは技術です。求めるべき…

挫折と修正と心身

ヴォイトレや発声での効果というのも、本人が満足していても基準が甘いだけで、大半は多くの問題が残っています。少なくとも4、5年経たないうちは上達はしていきますが、何をやっても失敗途上というか、本当の結果は、まだまだ出ていないものです。本当の意…

スキャン能力

トレーナーは、相手の様子から姿勢、表情、喉まで、瞬時に自らの体にスキャニングしているわけです。ヴォイストレーナーなら相手の発声の状態から声とその周辺のスキャンをします。 例えば、声の音源だけでも顔の向きなどもイメージします。イメージしにくい…

技術のまやかし

技術でこなしたら技術でみせるようになっていきます。歌が歌のようになると、ただ歌のように思われ、そのうち退屈になって飽きられてしまうのです。技術を勉強した人とみえて、技術がでしゃばります。 トレーナーも学ぶときに、もっとも気をつけなくてはいけ…

技術を消す☆

発声の技術もヴォイトレも必要悪であって、手段の一つです。その習得を目指すものでなければ、それらを目的にするのではありません。次のレベルに行くことを担保にするものですが、それを使って実力を上げるのではないのです。その技術で支えられるのでなく…

状態は前提

意欲があると、一人で急にたくさんやって、雑に固めてしまいがちです。それでは、実力はあるところからアップしないのでトレーナーがいるわけです。 状態の調整は大変です。ベストな状態の心身であってこそ、そこで初めて次のレベルへ行くきっかけをつかむこ…

改善に終わるな

心身を鍛え、感度を良好にしていくと、出るように声は出ます。頭を使ったり本を読んで知識を覚えたりして出すのではありません。誤解を恐れずに言うと、勉強やトレーニングを闇雲にすればよいのではありません。どこかから先は、大して効果が出ないか、それ…

才能と学問

獲得しているものがすぐれていると、その特殊性を才能とみなされます。創造的で演繹的で無意識、トータル的、潜在的なものです。それに対して、学習していく方は、模倣、帰納的で意識的、顕在的です。 生得的なものは必然で、普遍的であるのに対し、後天的学…

ヴォイトレと学習の関係

人の持つ声を生得的なものと後天的なものとで分けて考えることがあります。つまり、遺伝か環境か、みたいなことです。生まれながらに獲得されるものなのか、学習していくものなのかです。 日本人にとって、日本語を話す能力は、大人であれば、獲得されていま…

アドバイスについて☆

いつも、ここの何かと、あなたとどんな関係ができるのかが問題です。私は、あなたの横にいないのですから、それは、私の放り投げたものをどう受け止めるか、どう気づくかでしょう。私の述べたことにどんな意味があるかでなく、どんな意味もそれはあなたの意…

声に表れる人生

人生でうまくいっていないと、大半の人が、その一端である声に症状が出ます。声は、心や体と連動しているから、けっこう声に出ます。身口意の代表としての声に症状が出ているのです。 声に大きな問題を残しながら、人生がうまくいっている人がいます。それを…

人生の原動力としての声

仕事にも人にも恵まれた人でも、自分の声にコンプレックスをもっているということでいらっしゃいます。そういう人に、私は、「必ずしもヴォイトレの必要性を感じませんが」と正直に言うこともあります。「いや、カラオケが…」というなら、引き受けます。 人…

問題の解決

例えば、「高音が出ない」でも、「滑舌が悪い」でも、10も20も、その要因があります。解決法を400字くらいで述べられるのは、一般的に、個人の事情を切り捨てるからです。一人ひとりをみると、多くの要因が複雑に絡み合っています。本やブログの限界はそこに…

効果の実証

声の成果を完全に客観的に実証するのは難しいことです。それでも、十数人のトレーナーと十年以上継続してレッスンを受講している人を比較してみていると、多くのことがわかってきます。そのような機会のない人たちには想像もできないほどのビックデータとな…

メニュの検証

実のところは、本人の力が60%、トレーナーの力が20%、メニュの力は10%、その比率もかなりバラつきがあり、適当なところですが、こんなものです。 これは、3つの条件の1つを変えて、他の人、他のメニュ、他のトレーナーで試してみるとわかります。このパー…

メニュの効果

「○○のためには、○○のメニュがよい」ということについての考えです。 私たちには、声のさまざまな問題に対して、対処するメニュ、方法がいくつもあります。だから、そういう形で伝えることは、少なくありません。 トレーナーがメニュを教えて、その人がよく…

得意、不得意のノウハウ

べテラン歌手が年をとると、健康のアドバイスをするようになるのと同じく、できなくなって、わかることもあります。できないのをできるようにするところから教えられる。そこで経験してようやく手順化できるのです。 つまり、得意なことも不得意なことも教え…

才能と盲点

才能と素質があって、たやすくできてしまったがゆえに、人を育てる術を学べないことはよくあります。若くしてプロになる歌い手や俳優などは、その典型です。大して習わないで、一人でけっこうなところまでできてしまったからです。 それから、どこまで伸びた…

時代の変化

私が育った頃には、歌手は、詞や曲を渡され、自分のものにするために作品の全解体と声での再構築をするのがプロだったものですが、大人になる頃にはすっかり、シンガーソングライターが主流になっていったのです。さらにその後、プレイヤー、プロデューサー…

カラオケがうまいトレーナー

今のカラオケのチャンピオン歌手などでしたら、新人歌手の歌唱のヴォイトレには向いています。ただ、尺度が一つなので、同じタイプにしか育てられないでしょうか。自分のもっていないものと相手のもっていないものがわかる人は、少ないと思います。