日本でよく行われているパターンは次のようなものです。
レッスンで正しい方法を教えてくれる。
それと違う方法は間違いだと教えられる。
正しい方法で調整して、よくなる。
その方法を技術(テクニック)として、習得して固める。
これで固めて進歩が止まる。
頭でっかちなレッスンでは、トレーナーの求める形がここにあるから、どうしようもないのです。
こういう人は、自分以外の他の方法や他の理論に批判的です。他の否定において自らが肯定する人も多いのです。そんなことができるわけではないのですが、そう思う人が、教える人にはよくみられます。
すると、「どの先生(のやり方)が正しいのか」となり、「この先生(のやり方)が一番正しい」、「他の先生(やり方)は劣っている、間違っている」と思い込むようになります。
そういうことは、一人のトレーナーと一つのレッスンで続けていると必ず陥ることです。
私は、2、3年そういう時期があってもよい、いや、そうなるのは当たり前のことと思います。そうして一所懸命やったことは身につきます。そして次のステップにいけばよいからです。たとえ、次のトレーナーと方向や判断が異なっていても、極端な話、正反対であっても意味はあるのです。
それを方法だけでみると表現と対立するのです。あなたへのアプローチに、なぜそういう方法がとられたのかを考えてみましょう。それを知ってみる努力は怠らないようにしましょう。