初心者や、一般の人が対象となると、方法は、自ずと次のようになります。
1、誰でもできるチェック(ゆがみ、偏り)
2、それを直す方法、体操や運動(1日5分ほどで3~5回くらいでゆるやか)
3、その効果の実例の提示
驚くべきは、そこで謳われる効果です。1、2回の指導でほぼ正常になります。ときに、1週間、長くてせいぜい3週間で改善されるというのが、こういうフィジカルトレーニングの特徴です。これには、肩こりや腰痛の軽減のような類も入ります。
そういうトレーナーが、仮に一流に近い選手であったとして、「一流になれなかったのは、ケガや体の不調のせいです」と本人が言っていても、必ずしもそんな簡単な理由だけではないと思います。
体の管理は、基本中の基本です。それでもハードなスポーツではアクシデントは避けられないので、そういうことを理由にします。それとて、そこまでの体をつくろうとしてきた経験のない受講者には、想像できないことです。そこで得たハイレベルでのわずかな調整能力は、一般の人に対しては、うかがいしれないほどの深い感覚レベルでもあるわけです。