17.喉トレ/アンチエイジング/健康/ダイエット
和食と並んで、オリーブオイル、ナッツ、野菜、果物、魚中心の地中海食がブームだそうです。不飽和脂肪酸、食物繊維、ビタミン、オメガ3脂肪酸などが豊富だからです。 しかし、それを食べれば健康というわけではありません。 当時は、今の我々日本人よりも、…
今、「野菜ファースト」で食べる日本人が多いのですが、「30回噛む」とか「時間をかけて食べる」とかしないと、順番の意味もなくなるそうです。 場や雰囲気、人間関係や気分の方がずっと大きな要因になると思いませんか。それらが整っていた上で、食べものも…
健康であれば、しぜんとバランスが保てるものです。 絶対に体によい成分も、絶対に悪い成分もありません。 万人に合う「絶対的な健康法」はないのです。 効果は、科学的には、簡単に断言などできないものです。 ましてや、声や歌やアートにおいてや、です。 …
熱でヒートショックプロテインをつくるHSP70が活性化すると、若返ります。ガン細胞は、42.5度で死ぬので温熱療法(ハイパーサーミア)もあります。勝手に行っては危ないです。保険適用です。 若返りというと、一時、サーチェイン遺伝子が脚光を浴びましたが、…
呼吸は、脳幹の呼吸器中枢でコントロールしています。血液中のCO2濃度が下がると呼吸が抑えられて、過換気症候群になるのです。こういうときは、CO2濃度を上げればよいのです。 過換気症候群のときは、袋で自分の息(CO2入)を吸うペーパーバック法などでした…
血中のCO2濃度が下がり、アルカリ性になり、Caイオンが血漿タンパク質とくっつき、低下するためと人差し指と中指が伸び、テタニー状態になります。そこに親指がくっつくと、いわゆる「助産婦(産婦人科医)の手」になるのです。若い女性、ナーバスな男性に多い…
食道は、その前を胸骨、気管、大動脈、心臓、肺に挟まれ、後ろを背骨と、4面とも囲まれています。 ゲップは、口から食道を通って胃に入った空気を出します。胃液が出ると酸っぱく感じるのは、PH1の強酸性だからです。それで、被るのが、逆流性食道炎です。 …
点滴は、栄養補給のようで重宝されていますが、水に少しのブドウ液と電解質500mlで100calくらいです。血液を薄めてしまうリスクもあり、必ずしも、よい方法といえないという説もあります。 「点滴したから安心」というプラシーボ効果の方が大きいのでしょう…
医学は科学なので、信用できそうですが、それゆえにあまり信用しない方がよいところもあります。というのは、科学ゆえに、その理論は、次の発見でひっくり返されていくことがあるからです。
体を大きく広げる、手を伸ばすなどは、パワーポーズで、他の人よりも優位に立つ手段といえましょう。 テストステロンが多くなり、コルチゾールが減少します。コルチゾールというホルモンは、副腎皮質といわれるストレスホルモンで、おどおど弱気になりやすい…
理論づけしないと使えない、納得できないとできないという人には、それなりに理論づけしています。しかし、理論というのは、他の人に継承されても実践で全く異なっていくのです。すると、実践をみて、その理論の元のものまで否定されるようになりがちです。 …
心技体は、それぞれバラバラに対処するのでなく、コンビネーションが問われます。日本語でいうなら、結びつき、系です。 今の自分の能力をいつも100パーセント使えてうまくいっているというなら、すごいプロです。そうではなく、一つひとつの力がそれぞれに…
痛みは警告です。休ませて回復させなくてはいけません。その原因をつかんでいくことです。対処をして、結果をみます。記録して、次の同じような場合に備えます。 それを、最初から全て人任せにするのはよくありません。例えば、薬などで抑えると、正しく把握…
身体を早く変えようと時間や量を増やすと、すごく効果の出る人がいます。反面、リスクが高くなります。トレーナーは、そのリスクをみて調整する役割があります。それをリスクを取りたくないから、最初からリスクなしにしましょうとするのは、どうでしょうか…
喉に痛いこと、うまく声にならないことは、よくない発声です。それがダメなのでなく。何かを変える必要があるという知らせです。トレーナーやそのメニュが悪いとはかぎりません。使い方が悪いとか、合っていないこともあります。別の原因、例えば、体調や睡…
声の出方(声帯)の状態だけからみてメニュを与えるのは、医者や言語聴覚士なら必要なことでしょう。しかし、体を変えて呼吸のコントロールの力をつけるのに、深い呼吸を最初からコントロールできないから、大きな呼吸を必要とするのです。大きな声を必要悪…
喉や発声に負担をかけないようにする呼吸法や呼吸のトレーニングもあります。それを体や喉の弱くなった人の多くなった最近、よく使います。でもこれは、筋トレと同じ、部分的に切り離した強化へのアプローチです。 これだけで声が大きくなるなら、アスリート…
声をていねいに小さく取り出していっても、 ていねいにていねいに大きくしたら、より伝わるようにできます。でも、時間がすごくかかります。声楽家の言う、「呼吸だけで10年」が待てますか。それだけならよいのですが、これまでに長く、10年以上生きてきて、…
筋トレで、速く走れるようになり、重いものを持ち上げられても発声とは関係ない、確かにそうでしょう。でも、歩くことも荷物を持つのも疲れるような人が、体力をつけようとしないとしたら、それは発声力の上達どころか、維持を妨げます。 私が否定するのは、…
あるトレーナーのレッスンで、声の状態が悪くなり、次のトレーナーのレッスンが丁寧にできなかった。稀にそういうケースがあります。即効的な解決は、2番目のトレーナーだけにして、丁寧なレッスンを行うことです。それは、今の日本の声楽家やヴォイストレー…
専門家が必要なのは、専門外のこととの調整の能力なのかもしれないと思うのです。専門のこと、時間をかけてきたこと、自分ができることの方が案外と、できているということで、勘違いしてしまいがちです。 できているとみられると、人に教えられると思います…
技術を得たいというなら技術のある人に、世の中に出たいというなら世の中に出た人についていけばよいのです。ただ、歌手というのは、歌手を育てるのに適していないということです。歌手になりたければ歌手を育てた人につくのがよいと思います。 まじめな人ほ…
プロの育て方はどういうことでしょう。プロデューサーが何千人のオーディションで最高の素材を選んで、歌を覚え込ませ、売れっ子作詞作曲家でヒットを演出させるという昭和の頃の歌謡曲や演歌のやり方は、もう通用しません。今も売れっ子の作曲家やプロデュ…
ここで「育ち方」としたのは、人は、育てようとして育つものではないからです。特にアーティストは、です。 学ばせて学べたら、教えて教われたら、そんなによいことはないのです。それはそうしないよりもましです。しかし、そんなことをしなくても、毎日そう…
歌も、ほとんどが円熟とか成熟という名のもとに汚れ、新鮮なものでなくなっていきます。昔のように、全盛期をすぎ、老いてナツメロ歌手になる頃ならよいのですが、日本ではそれが早く、昔であれば40代、早ければ30代後半で退化していたように思うのですが、…
歌手の集団化、スターをつくらないシステムが、日本らしい成功をおさめているといえます。そこでは、演出家、プロデューサーがアーティストです。テクノや機器でしか世界に出られない日本、SEやアレンジャーがアーティストのステージ、客が主役のフェスティ…
「歌は時代と人とともにある」と思いつつも、日本の歌や声の力の弱体化をみてきました。結局のところ、流行したり売れているものは、何かの理があります。それを他のところ(たとえば国外)や他の時代(昭和以前)と比べて、評したところで、しょうもないの…
「楽器の練習や人の歌を聴くと、喉が疲れるから発声の練習は先にするように」と私は教わりました。確かにそのとおりで、イメージは声帯に働きかけ、歌っていなくても疲れることがあります。発声をしなくても歌いやすい状態にセッティングされるともいえます…
a.ステージ=状態、調整、リラックス、バランス(声域)、本番 b.トレーニング=条件、強化、集中、インパクト(声量、音色) これは、私がよく使う声や歌の本番(ステージ)とトレーニングの違いを述べた対比表です。aはマイナス、ミスをなくす方向、bはプ…
歌い手は、喉のプロであるとともに、音の構成、展開での演奏、イメージの組み立てにおいて、プロであるべきです。音響の完備された時代ですが、科学的、生理学的見解からなされるトレーニングのメニュや方法には、疑問があります。私自身、理由や根拠の全く…