ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

ビギナーズラック

歌でのビギナーズラックは、ときおり目にしてきました。技術もよくないし、洗練されていないのは明らかなのに、皆が感動せずにいられないものとして現出するのです。

プレイヤーの演奏では、めったに番狂わせなど起きません。楽器に触って1年の人が10年の人を任すような演奏はできません。リハーサルで最高の人は、大体、本番もそうなります。リハーサルでの予想通りかそれ以上のときが本番では多いものです。

 しかし、こと歌い手に関しては、番狂わせはよくあることです。トレーナーは運を天に任せるしかありません。それでも、ポピュラーやジャズが、ときに、決まり切った演奏に慣れたクラシックの人たちの度肝を抜くことがあります。

 そういうプレイヤーが、クラシックとポピュラーの壁など思い込みに過ぎないことを実証します。正確さとバランスばかりを求めて弾いたり教えたりしている正統の演奏家は、素人にそのよさを理解されないことが、よくあります。彼らにとって破格の演奏はよくないのです。彼らにとってよくないだけです。