最初のやり方の固定、偏見や思い込みが後の障害になる、これこそが基本の大切さ、応用から入ることをよしとしない理由です。しかし、より大きな眼でみれば、全体も自分もみえないのだから、最初は、目一杯、応用、つまり実践してみる、そこで、試行錯誤してみるのはよいと思います。
大したことのできないうちは、間違っても大した深手にならないのだから、大きくみて、思いっきりやってみる方がよいと思います。他の人に一方的に教わるのでなく自分で行って失敗すること、自分一人ではできないと限界を知ることも大切です。
自らの可能性の限界に気づくと課題がみえてきます。基本の必要性が何たるかが具体化してくるのです。そこまでに3年くらいかかってもよいのです。
その上で、私はどんなレッスンでもいろいろと受けることを勧めています。それも、依存せずに早くレッスンで自分の限界を知って、常に基本の必要性を突きつけられていて欲しいからです。