a=a´=bのケースでも、a、a´が本人のもつ声、喉とズレているので一致することはありえません。多かれ少なかれ、必ずズレるのです。それがヴォイトレ、発声、共鳴にマイナスの場合は、異なる見本としてのa―a´を使う方がよいでしょう。aよりもa´においてステージングなどで、そのときどきの歌の声、声の勢いなど、表面的イメージをとって合わせようとするからです。
本当は、憧れの人の声ではなく、それを支える呼吸や感覚をとるのがよいのですが、そう簡単にとれないからです。ここでもイメージがカギです。みるのでなく、聞くだけでもなく、感じることが必要となります。
一流の人ほど、そうした支えをみせずに、感じさせずに、さらりとこなしていますから捉えにくいのです。でも、一流でも一般の人が学びやすい人もいます。学びやすい作品もあります。