夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術性と個性

間違い、誤りに気づいて正すのではありません。浅いことに気づく、このくり返しで何事も深まっていくのです。 私は、個性、独自性と、普遍性、共通して通じるものとの関係を見極めようとしてきました。本人の作品と他人の評価する作品のギャップと、その見方…

フィルターを知る

人は、何かを見るときに、すでにフィルターをかけてみています。そのことは数多くの実験で実証されています。このフィルターがどうなのかを少しでも知っていくことです。フィルターを外したら何も認識できないから、より、たくさんもっているのがプロなのか…

学び方の違い

実践と練習をどう区切るのかは、それぞれに違います。本番、試合、ステージで行うことを一時ストップして、それと別のことを練習として行うのです。実践の経験は大切ですが、それだけでは向上はしないからです。 レッスンにも実践的なことを求める人は多いの…

経験の限界

人は、すべてを経験することはできません。早熟で世に出る人などは、生きてきた時間もそのことに接した時間も、長くその道にいる人より短いのです。だから、よほど努力しないと続きません。 プロに1万時間が必要といっても、2万時間や3万時間を経たからとい…

ルール、法則、文法、型

1.知ってもすぐ役立たないこと。 2.現実と結びつけていないこと。 これらをトレーニングとするのです。経験だけでなく、その方法や気づき方、イメージを知ることが大切です。

応用の違い

トレーナーが指摘することから気づいて、取り出すために、主観と客観をすり合わせるスキルをもちましょう。イメージと現実の体の動きとの一致を音で判断することです。本人流をみつけるのに、基本の変化の仕方での応用が個性となるのです。 基本を踏んでいな…

目的とそれに対するスタンス

基礎でも、部分の基礎には系、つながりの基礎があります。フレーズは、系を含むスタイルです。基礎と応用を経て、出てくるのがオリジナルフレーズであり、そこを追求することです。 基礎のない応用では世界に通じないのです。くせとまねに陥ります。事実、く…

憧れの先

憧れた人をコーチにするのではなく、そのコーチが憧れているところへ目的をもつ方がよいでしょう。憧れた人を目的にするのでなく、憧れた人が憧れたところを目的にするのです。劇団四季のオーディションを目的にするのでなく、そこのトップスターを目的にす…

彼のものとわかるスタイル

流派は型の継承であり、スタイルといえます。反復していき、習慣=日常化するのです。 憧れ、感動に導かれていくのは、悪いことではありません。モティベーションとしてはよいことです。しかし、そのまままねるとくせになります。そのために、その間に型をお…

プラスにする

マイナス面をなくしたり直すことで、プラスになっていくことをなくしていることが多いのです。だから個性がなくなります。 教えた相手が自分以上になっているか、とみることです。期間も大切です。自分より早く伸びているのはよいのですが、大半は、初めだけ…

言うより聞く

あれこれ、何でも言うことでなく観ること、聴くことがトレーナーの仕事だと思います。見極め、聞き極めるのです。聞き分け、示すといってもよいでしょう。思ったことでも、未消化のままでは言わないことです。 瞬時に「だめ」とは言えないことが多いからです…

ツールに頼らない

自由を妨げるものを使うことで力がつく、これがトレーニングの原則です。ですから、自由を広げる補助ツールを使うと力はつかなくなります。 たとえば、マイクやカラオケ機器というお助けツールを使うと、早くうまく聞こえるようになります。それは、そのよう…

軸☆

上に伸びるには、根をはることです。広げるか深くします。右手で投げるのに左手で後ろに反動をつけます。前にダッシュするのに後ろに蹴る、右に曲がるのに左側に手を振ります。そこで反動を受けとめるのにバランスがいるのです。 軸、後頭部から真っ直ぐ一本…

一万回

基本練習、一万回といわれます。それは何をくり返すのでしょうか。発声か、一曲の歌か、それともフレーズかということです。いくつもの発声がフレーズでも一つに絞られていくのは、取捨選択でなく、一つに結びつくからです。ここが大切なポイントです。 流れ…

観戦する

バスケットでの選手の動きとボールの関係で例えます。プロでも、一流ほど、それは一体化していきます。それぞれの選手がバラバラで動いていても、距離も時間も系として、一定の間隔を保ったまま、瞬時に変化し続けます。 感覚として個別にみるてみると、ドリ…

流れ

流れていて止まらない感覚、たとえば、道路で判断できずに車を止めてしまうのは初心者です。動いているなかにいるときは、動きながら判断しなくては危険です。時速60キロの流れで60キロ出していたらぶつかりません。同じ流れのなかなら61キロの車とぶつかっ…

呼吸

肺は下の方が大きくなっています。肋間筋より横隔膜を使うこと、そのためには、背中を使うことです。腰椎で横隔膜と大腿筋は重なって連動します。 肋骨は、助間筋で、前後、左右、上下に膨らみます。しかし、横隔膜の動きの方が大きいのです。(rf)

感じとる

どんなにできなくとも、感じとれるなら先があります。感じとれなければ、感じとれるように努めましょう。感じなければ感動もしないのです。感じとれるからできるようになるのです。 次に感じたことを自らやろうとしても、うまく一致しなくなるから、基礎条件…

構造の原理

身体をその構造の原理通りに使うということで能力をアップしていきます。すると、どこかに限定がくるのです。アスリートは、競技でそこを制限されます。その自由度は、イメージに沿えばよいという、アーティスト、たとえば画家、書道家などに比べて低いでし…

スマホの害

最近、大きな問題になるのは、スマホ中心の生活です。スマホを正しく打つには、視線を定め、体を固めなくてはなりません。これは、心身に過度の負担と偏りを強いています。その時間と作業密度が突出したからです。家に閉じこもってのTVゲームと同じような悪…

解放する

叩いたり触ると、そこが意識されて働きやすくなります。声のポジションを触って確認するとよいでしょう。 赤ん坊や子供のときから、少しずつ心身は固まってくるので、たえず解放していくことです。体が硬くなるのを解放するだけでも、声はかなり自由になりま…

幅をもつ

理想のイメージは、柔剛兼ね備えていることです。骨は固く筋肉は柔らかく保ちます。そして、筋肉も柔らかいだけでなく、硬と柔に大きな幅があり、瞬時に変化できることが大切なのです。ですから、ただほぐすだけではだめです。鍛えないと弱ってしまいます。…

調整のヴォイトレ

私は、リハビリとの関連でも、調整のトレーニングを研究してきました。それは、声の弱い初心者や声を壊した人と一流と、一見、両極の人々に通じるノウハウといえます。 一般の人や、プロを目指す人、さらなる実力をつけるという人には、トレーニングが必要で…

3つのステップ

声は、喉で出す→頭で出す→胸で出す、という方向にいくとみてもよいでしょう。あるいは、喉で出す→全身で支える→しぜんに響きが集まる、という方向が深いかもしれません。 これをa応用―b基礎―c応用とします。部分を全体でやるために意図的に全体、まさに体全…

力感と声の重さ

声の重心をイメージして、体をボールのように感じてみましょう。これは身体の重心を感じることが元になっています。声を身体化させるのです。芯、線、中心、でも、一つでないかもしれないし、その一点といっても不動ではないと思うのです。 たとえば、剣は、…

自由と囚われ

声から自由になる、のは、どういうことでしょう。声をもたないということでは、ありません。声に囚われないで声で表現できることです。声をもっていてはよくないのではなく、声をもっていることに縛られないことが大切です。ということは、声をもっていない…

月輪観

研究所に、冥王星のポスターが貼ってあります。それを元に丸いのをイメージします。そして「あー」と声を出します。(阿字観) お寺には、唱える真言が、ひらがなで書いてあります。せっかくですから唱えてみましょう。 「のうまく さまんだ ばざら だん せ…

伸ばす

背筋を伸ばすことです。背骨(頸椎、胸椎、腰椎)とインナーマッスル(脊柱起立筋、腸腰筋)の働きをよくすることが必要です。

観察する★

自分を客観視するのに、他に考えてしまうことが邪魔するのです。邪心があると、自分をそのまま、ありのまま現実として捉えられなくなるのです。 踊り手やモデルなら、他人の眼にどう映るのかを、鏡をみて徹底して客観視するトレーニングをします。ヴォイトレ…

瞑想

体を動かさず、何も考えない瞑想が、また流行しています。ジョン・ケージの「4分33秒」は、まさに瞑想の時間でしょう。しかし、声を出したり歩く方がよい状態に入りやすいものです。人は、考えすぎたり動きすぎたら、それを抑えて休みたくなります。ですから…