最近は、創造的、冒険的でポジティブな試みよりも、守りのヴォイトレのようなものが増えています。のどが疲れるとか、声の調子がよくないからということへのフォローとしての利用は、調整だけになりがちなので、あまり、お勧めしないのですが、大半はこういうケースです。
そのように追い込まれてしまうくらいの力しかないとか、そうならないと気づかないことが、本当はおかしいのです。実のところ、攻めない限り、守れません。
とはいえ、心身の不調でマイナスになった状態をゼロにするためには、フォローが不可欠なので、受け持っています。このフォローとしてここを利用している人もいます。
これにはパーソナルトレーナー、マッサージ師のような役割が期待されます。人によっては、とても大切なこと、不可欠なことです。
心身の方からみるのは、表現からではなく、一個人の体から、声の状態を調整することになります。ですから、そこでは調整ですが、それをしっかりくり返していくと条件づくりになってきます。「底上げ」として再現力の基礎となります。調子を崩しにくくなる力として表れてくるのです。