夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身声のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

10.歌唱/ステージ

へたうま

ビギナーズラックでの歌は、技術的な条件は保ってないし、くり返して歌うとすぐに化けの皮が剥がれます。1回目と同じように聴衆が堪能できる2回目ということはありません。歌の実力というのは、1曲で充分わかるのですが、2曲聞くとはっきりわかるのです。他…

危機的状況

今、歌屋音楽の壁(影響力低下、不能)についての問題は、どんなものでもよくなったということが危機的な状況なのです。 よい歌い手がいない、歌がよくないと言いつつ、実のところ、すべての歌がよいという、私の両義性とも似た、いい加減な立場が選択を可能に…

ビギナーズラック

歌でのビギナーズラックは、ときおり目にしてきました。技術もよくないし、洗練されていないのは明らかなのに、皆が感動せずにいられないものとして現出するのです。 プレイヤーの演奏では、めったに番狂わせなど起きません。楽器に触って1年の人が10年の人…

歌の分析

歌の分析は、分析である以上、ことばで行うので、いつも歌詞が取り上げられてきたので、そこは私は省きたいと思います。メロディやリズムも楽譜上での解説はなされてきたので、そこも省きます。そんなものは、作詞作曲した人の今日における評価です。歌い手…

マイクがあること

マイクを使わないものは、使うものより、声を支える体に問われる条件が厳しいとはいえます。マイクをごまかしで使わないなら、厳しさのレベルでなく、要素が違うということです。しかし、ごまかしか、効果か、フォローか、テクニックや表現かというのは、厳…

ジャンルなどない

とても困るのは、「自分はどのジャンルの歌が合うのか」とか、「ジャンルが別の発声や歌い方を教えてくれ」と、今でも少なからず言われることです。まだ、具体的な曲名とその歌い手を挙げてもらえたら、それなりに相違点を見出して伝えようもあります。 私は…

バイアス

自分の生まれや育ち、そこで聞いてきた歌とそうでないものとは、受け止め方が違うのは、当然のことです。その時点で聞かなかったとしても、同じ時代の歌なら似ているので、後に知ったとしても入り込みやすい。そんなことで、その人の好きなジャンルやフィー…

歌の存在価値☆

ある状況において、歌えない―そういう体験は、日本でも世界でも少なくなかった。日本でも大きな不幸がありました。しかし、そういうときに、今一度、歌の存在意義を考えてみることができたと思うのです。 私がそのときに考えたのは、自由に歌っているような…

歌なのかという疑問

クラシックの評論家は、伝統をふまえた共通の知識、考え方を基に、先例も踏まえて評価していきます。しかし、私は、過去でなくそのときに起こしたことでしかみないのです。一声10秒でも作品とみるのです。型に囚われた形を守るがゆえ、退屈極まりない歌とた…

プロとアマチュア

私は、趣味の人やカラオケ通いの人に伝えたいことはありません。私は、カラオケの好きな人ほどの曲数の歌は知らないでしょう。プロの歌い手も自分の歌を歌っている分、他の人の歌や流行などを歌が趣味の人ほど知らないこともあるでしょう。 どこかの分野につ…

トレーナーとプロデューサーの判断の違い

アーティストは、自らの練習や活動のなかで、感覚的に聴衆の求めるものを出していきます。自らのやりたいものと人の求めるものは、必ずしも一致しません。 トレーナーとして、私は本人のものを重視しますが、プロデューサーは、お客の求めるものを重視します…

考え、悟り、知る

歌を聞いて楽しむのに頭はいりません。しかし、歌っていくには、誰しもが感覚だけでよくしていけるわけではありません。聴いては感覚をよくし、歌っては、そのよい感覚で向上させようとしていくのは、ベースのことです。 トレーナーは、プロで長年歌っている…

声力と耳力

外国人ヴォーカリストの例として、エディット・ピアフの見出したアーティストを聞いてみましょう。シャルル・アズナブール、イブ・モンタン、シャルル・デュモン、テオは、この順で声力、歌力がすぐれています。ジョルジュ・ムスタキなどは、別の流れに思え…

歌の声

カラオケの点数のように表面上の判断でうまくなるというのは、ピアノでいうと自動演奏ピアノの演奏です。それは、子供や習ってすぐの大人よりはうまくなるでしょう。ミスもなく、メロディ、リズムも正確です。しかし、そのコンサートはありません。いや、イ…

歌の判断について

私の立場は、声をみることです。だから、歌としてのよし悪しの判断は別です。歌もステージに近づくほど、どのように周りから必要とされてきたかということによるのです。 しかし、それでは日本の場合、あまりにぶれるので、声と同じく、声を基にした絶対基準…

本技と余技

失敗してよいのはレッスンのときで、客の前には出せません。そのカバーテクニックは、プロの商売道具として、このご時世では必要です。ですから、私も、いろんなテクニックを持っておくことには反対しません。 しかし、それは中心として学ぶもの、基礎となる…

声の凋落

歌が、歌詞やアレンジでしか違いが出せなくなってきたのは、メロディ、リズムのすべてのパターンが出尽くした、とは言わないまでも、かなりの部分は使われてきたでしょう。声も変化させるのにも限界があります。同じ声、フレーズでの変化、それらは、人のこ…

実践からのトレーニング

実践における基本の能力差を埋めるために、さまざまなトレーニングが生み出されてきました。しかし、それは実践でのパワーアップよりも、正確さも含め、調整のためにシミュレーションされたものが大半です。 器を広げるものと、器を完全にするもの、つまり、…

ですから、声と歌の行き来をしつつ、声の評価と歌の評価を噛み合わせていくのです。プロデューサーやバンドは、声や体よりは歌、あるいは音楽で判断します。その人の声のベストよりも作品としてのベストです。その人の声のベストで見てから作品に歩みよって…

アーティストの凋落

「客がどうこうだから廃れた」というようなことは、アーティストや創り手側は口にしてはいけないことです。アーティストというものを人が欲しなくなったら、どうなるのでしょうか。そんな日がくるのでしょうか、と言っている人は平和呆けです。スターも絶滅…

歌の凋落

「聞ける歌がなくなりました」と言われて何年にもなります。どの時代でも年をとると、若い人の新しい感性についていけなくなるから当然です。とはいえ、20世紀の歌と、その歌手のもつ力、歌の影響力を比べたら、今や風前の灯ともいえます。その理由について…

リアリティを問う☆

TEDの番組で、アポロ13号やタイタニックのセットを手がけたロブ・レガートは、「人は事実、現実そのものでなく自分の記憶の再現を望む」と語りました。映像として成功するのは実写とは限りません。模型の方がすぐれて、リアルに人の心に働きかけることもある…

リアルに負けない

生きているなかで、生活のなかの言動は、しばしば、まわりの人の心を打ちます。語りはせりふであり、歌です。私はよくリアリティと言いますが、声はリアルであれば、その人がその人であるという、絶対的な存在として伝わります。 話と歌の評価を聞く人がいま…

すぐれたアーティストは1曲、1フレーズで客を魅了します。そういうつもりで8曲で30分くらいのステージを構成しましょう。 構成する力は、プロとしての腕が発揮されるところです。 カラオケのチャンピオンとプロ(実力があるプロ)との違いは、1曲で終わるか…

客はあなたを肯定している

お客さんは、会場に足を運び、黙ってあなたの表現を聞いてくださるのです。あなたの応援団であり、味方です。楽しみに来ています。できたら、あなたの表現で堪能したいのです。せっかく出たのに、無難なだけで、印象に残らない人がたくさんいます。声もよく…

間違いそのものをなくす

日本の教育を受けると、間違ってはいけないと、テストのように、ステージで自己チェックする人がいるのです。努力、やる気は認めますが、客を前にしてのこういうまじめさ、正直さは褒められません。 客の心の先を読んで客を楽しませることです。演出、コーデ…

間違ったことを客にみせない

嘘をリアルに演じているのがステージです。歌詞のストーリーでも、あなたの実体験ではないのです。間違えたり、言い淀んだり、噛んだり、飛ばしたりしても気にしてはいけません。 気にしなければOK、気にしたときにOUTです。間違えたことを、客に知らせてし…

慣性を切る

一番忘れたら困るのは出だしと最後です。出だしだけは、たくさん曲があるときは、カンニングペーパーに書いておいてもよいくらいです。曲順も忘れやすいですが、これはプレイヤーに聞いても形はつきます。 人間の慣性を利用します。本番の曲順通りにいつも練…

わざと忘れる

2ヶ月前になれば、わざと間違いを促す試みをしてみましょう。絶対に歌詞は見ないこと。覚えていなくても見ないことにします。 レッスンでは、プロの場合は、本当に時間がなく、やむを得ないときもあります。私は、みないで「レッスンでは楽譜でも歌詞でも見…

間違えておく

ヴォーカルの鬼門は、歌詞を忘れることです。一週間前くらいまで歌詞を見て歌い、覚えたつもりのまま出ていくのが、よくある失敗するケースです。これは、「忘れるという失敗」を練習で経験していないからです。間違えるのも練習です。 レッスンのときに、よ…