夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

裏声トレーニング

男性が、ファルセットや裏声でヴォイトレするのと、声域は全く逆ですが、離れていることでは同じことです。普段の発声から離れているから、柔軟性を取り戻すきっかけになるということでは同じなのです。裏声と同じく、低い声は、人によっては、より声帯の理…

胸の声と最下音☆

「この声がよいからこうしなさい」の前に、どれだけの声が、あなたにどのようにあるのかを体験してほしいのです。歌とかステージでということでなく、あなた自身、その体から出せる声のマップを広げていくことです。 そこで私が提唱したのが、「大きく、太く…

正しいを求めない

器を広げるのには「正しい」を求めなくてよいのです。いろんなトレーナーと可能性を広げていく、器も広げていく、そこから気づいていくとよいでしょう。一人でやると、くせがつきワンパターンとなって、固まり狭くなりがちです。 まず、どんな可能性があるか…

うまいということ

「うまくいった」と「うまく歌えた」とは違うということです。とはいえ、私にとっては、目指すべき目標に足らないことで一緒です。 高い声が出るやり方、これは声を小さくすることなどで高いところへバランスをとり届かせる、あてる、その形で再現できるよう…

すぐ直さない

本当のレッスンとは、わずかな欠点をも拡大して取り上げ、本人に突きつけることです。そこですぐに直せるというのは、隠している、ごまかしているにすぎません。直せるようなものは、直しても大して何ともならないから、放っておいてよいのです。 それは、器…

やり方とうまさ

最初にやり方から入ると、やり方として残るから、あとの障害になる点、いや、障害とわからなくなる点でよくないということです。取り除くことをあらかじめ考えていたというなら別ですが、それはそれでよくはないでしょう、計算づくになるからです。 他のとこ…

無法エリア☆

トレーナーからは、「その出し方やめなさい」と言われるような発声も含め、ベース以前にいろいろと試みていることは、重要なことです。それによって、既存の価値観に囚われない大きな器をもっていることが、単なる歌い手というより、アーティストには必要で…

プロセスとバックボーン

私の理想からいうと、これも、これまでのサッカーの例でくり返しますが、最初は、育ち、というと幼年期、自由におおらかで街の中でサッカーを蹴っていた。次に、基礎でジュニアチームで、そして、応用でプロチームで、とはいえ、どれも求められるレベルの違…

秘法、ノウハウのレベル

例えば、声などであるレベルに到達した人やトレーナーには、「最初は(誰かに教わって、自己流でやっていて)間違っていた」が、後で「誰かに教わって」とか、「自分で気づいて自分のやり方を編み出して」解決したという、いかにも何かしらの秘法、ノウハウ…

可能性か限界か

最初のやり方の固定、偏見や思い込みが後の障害になる、これこそが基本の大切さ、応用から入ることをよしとしない理由です。しかし、より大きな眼でみれば、全体も自分もみえないのだから、最初は、目一杯、応用、つまり実践してみる、そこで、試行錯誤して…

基本のレベルと演出での錯覚☆

先に求めるレベルが、後ほど基本に関わってきます。「基本とは一流のプレイヤーが共通してもっていて、そうでない人がもてないもの、プロのなかでもその差が一流との差となる」と、基本を説明してきました。初心者が、最初に習得するのが基本というのとは全…

プロとアート

トレーナー自体、ヴォイトレの途中で挫折したが…というのなら、まだよいのですが、自分は歌えている、完成していると思っている人が多いのです。だから他人に教えられると思うのです。 ここは批判でなく、「日本でヴォイトレが失敗」、いやまだ啓蒙期という…

途中レベルでの完成

誰しも、順番通りに行けばよいと思うし、トレーニングすると順番によくなると考えるのではないでしょうか。早く1、2、3と行くと、早く5、6…と行くと思いがちです。そこが落とし穴というのを指摘してきました。 人によっては、かなり限られた人ですが、順でい…

習得は順番通りにいかない

大雑把に考えるだけでも、 1.ある高さに声をあてる、届かせる、2.歌に使う高い声にする、3.歌で高い声をこなせる、4.歌で高いと思わせずに出して表現できる、5.人がうまいでなく感動する、6.その人の世界を支える、7.基本を身につけつつ安定させる、8…

プライオリティ

単に、音にあたればOKとする人もいます。私のところでも相手によってはOKです。アイドルグループや結婚式で一回だけ歌うためにならOKです。マイクを使って誰でも早くできるやり方も選びます。 トレーナーは全体をみた上で、その人の望むものを与える、そのと…

本当の目的

三人の煉瓦職人に「何を作っている」と聞いたら、それぞれ「壁だよ」、「家だよ」、「街だよ」と答えたという話をしたことがあります。ここからは、本人の目的と方法と、それを教えるトレーナーのスタンスについてです。 目的が、高い音にともかくも届かせる…

歌の声

トレーニングとは、器を大きくするために行うもの、地力をつけるものです。問題があってそれをできるようになりたいと思います。問題は何でもよいわけです。大体は、それをうまくいかなくしている別の問題が隠れています。それらが矛盾して問題が露わになる…

レッスンスタートでの差

まず、今まで声としてしっかりと出したことがないケースなら、これは声で出してみればよいのです。それを初心者といえなくもないのですが、声の場合はやや複雑です。というのは、その年齢まで、ずっと声は使ってきているからです。ピアノのような習い事と異…

関連のデータ☆

思いつくままに、今、頭に入っていることで、これまでに述べたことを挙げておきます。いくつかの問いに対しては、次のなかに答えがあるでしょう(直接、このタイトルでアップしているのでなく、触れていることです)。 ・2014年、紅白での「アナ雪」の比較 …

辛辣にみる

これを、ヴォイトレを受ける人と一緒に、ヴォイストレーナーが読んでくださって、感想や質問をいただくので、ときどき、まとめてお答えしています。 私は、個として活動している他のヴォイトレを否定しているのではありません。私は、自分以外のトレーナーと…

ケアからキュアへ

始めた頃、「ヴォイトレがうまくいっているのは日本ではお坊さんだけ」と私は言っていました。最近は、お坊さんも声を壊してくる、と関西の声の治療の第一人者が述べていました。 うつ防止やストレスの解消などに、代替療法やヨーガのようにヒーリングとして…

日本の声のレベル

声楽やミュージカルなどでは見解はいろいろあると思います。平均レベルは高くなって楽しめるものになったと言う人が多いのですが、確かにそうでしょう。総合的な演出力のアップと、見せ方のうまい人が増え、集団としてみられるようになりました。しかし、個…

最高のレベルからみる☆

最高レベルのスタンスをもって述べていくと、前提として、「日本ではヴォイトレは失敗している」といえるのです。☆ もちろん、私の自論ですから気にしないでください。これについては、一般化し普及して、その恩恵を得る人は増えてきましたが、弱者救済での…

どれを読むのか

私の「本やサイトに述べたものを全て読んだ方がよいのか」と聞かれます。聞かれた時点で、それは読むのを迷っているのだから「無理することはない」という答えになります。私の知らないところでも読む人は読んでいるし、読まない人は読んでいないのですから…

必要以上にセットする

昔よりも疲れるようになったとか、喉が痛むことが多くなった、フォームが保てないとしたら、それは筋肉の量が少なくなって体が支えられなくなってきたからかもしれません。負担が大きくなり、緊張が続くからです。 右利きなら右の方が筋肉量が多いでしょう。…

誰でも難題だらけのレッスン☆☆

トレーナーは、人をみると、まず「この人は難しい」「この人は伸ばせる」と区分けするものです。はっきりとそれを私に伝えてくることもあります。しかし、「無理」と言ってもやれないことはないのです。それを学ぶのに、ここには別のトレーナーもいます。 大…

チームをつくる☆☆

トータルとしてのマネジメントが、研究所たる所以です。最低でも、2人のトレーナーのレッスン、(声のデータの分析や3,4人目のトレーナーのアドバイスも加わるときもありますが)、大体、平均して1,2年に4人くらいのトレーナーと接します。それを束ねるス…

ベストのトレーナーより複数のトレーナーでの総括☆☆

トレーナーには自分が自信をもって教えられる人だけを選んで教えるという人も、少数ですがいます。ここのトレーナーも最初は、それを望んでいます。「学んできたことを学べる人にギブしたい」と。「自分が自信をもってうまく教えられるのは、こういう人です…

使える力をつける☆☆

よく「誰でも受け入れるのですが」と聞かれます。最初にお会いして、対応できるかどうかについては、判断しつつ説明します。期間など、どのくらいかかるのかは、過去の経験、実績で話します。 これまでにないケースでは、紹介できるところがあればそうします…

基本の厳しさ

私のブレスヴォイストレーニングは、日本人の欠点を補うのに特化したものです。他のどんなトレーニングでも同じですが、必要のない人には必要ないとも思っています。 だからといって、何でもよいというのではありません。 役者やポピュラーのトレーナーをお…